グラノロパスタの品質

グラノロパスタの品質は、生産のすべての段階にそそがれる、古くからのパスタ作りの伝統と現代の生産技術のハーモニーを目指そうという情熱と配慮によって生み出されたものです。

厳選されたセモリナ粉

グラノロパスタの製造に使われるのは厳選されたセモリナ粉です。そのセモリナ粉が含むたんぱく質、特にグルテンの質と量によって、生地作りの際に形成されるグルテンメッシュの質が変わります。ちゃんと形成されたメッシュは、通常湯の中に溶け出てしまうでんぷん質をその網目の中に閉じ込めます。グラノロのパスタのグルテンは上質なので、表面がべたつかず、お皿の上でパスタ同士がくっついてしまうということもありません。

製造工程

グラノロパスタの製造工程は、創業者アッティリオ・マストロマウロの長年の経験と研究によって出来上がったもので、厳しく管理されています。太陽の光を存分に浴びたデュラム小麦特有の濃厚な色と香りを持つ、上質のパスタで、茹で時間もちょうどよくバランスが取れています。

グラノロが考えるパスタ

調理後何時間たってもコシがあってしっかりした味を失わないパスタ。短い時間で均質に茹でられる厚み。陽光をたくさん浴びたデュラム小麦独特の黄金色。表面がザラザラしていてソースがよく絡み、消化も良い。でんぷん質が湯に溶け出さず、茹で汁は透明なまま。たんぱく質が豊富で、質の高いデュラム小麦特有の香り。これがグラノロが考えるパスタです。イタリアの食卓の女王であるパスタに捧げられた102年の生涯の間にアッティリオ・マストロマウロがたどり着いた、技術と芸術の成果です。

茹でた後何時間たってもコシと弾力性を失わない

上質のセモリナ粉と製造技術のおかげで、グラノロパスタは茹でた後長い時間が時間たってもお互いにくっつかず、質感が変わりません。

調味料やソースと良く絡む

グラノロパスタは表面が多孔質なので、ソースがよく絡み、料理の味がまろやかになります。

デュラム小麦の濃厚な香りを失わない

デュラム小麦の香りのおかげでより風味豊かになり、他の材料とも調和のとれた味になります。

グラノロは高温乾燥しません

高温・超高温乾燥したパスタが美味しそうなのは見た目だけです。というのも高温・超高温乾燥はパスタをゼラチン化し、色や栄養素(例えばリジンは40%も減少)や消化率を損なうのです。グラノロは中温~中高温でパスタを乾燥させ、栄養面や色・味などの品質面が損なわれないように配慮しています。

でんぷん、たんぱく質、グルテンの重要さ

でんぷんは吸収の遅い複合糖で、脳のために大切です。たんぱく質はアミノ酸の鎖で構成された細かい高分子で、私たちの体の臓器や筋肉の働きに必要ですし、またエネルギー源でもあります。

グルテンはデュラム小麦に含まれるたんぱく質の中でも最も重要です。それは構造が細かいメッシュ状になっていて、そのメッシュの網目に取り込むことで、でんぷんなどの栄養素が茹でる間に湯に溶け出るのを防ぐ働きがあるからです。

グラノロパスタは上質のグルテンを含むデュラム小麦から作られます。

グラノロパスタは均質に茹であがり、茹でた後の“持ち”がいい

グラノロは様々な種類のパスタにそれぞれちょうどよい厚みと多孔性を持たせるために、ダイスの選択にとても気を使います。

どのパスタも、均質に茹であがり、茹でた後も特性を保ち続けるように研究がなされています。

100gの乾燥パスタは茹でた後には種類によって200-250gにもなります。これは表面が多孔質で吸水性が高いからで、同時にコシや弾力性も失われず保たれています。

グラノロパスタは茹でた後の湯が透明

セモリナ粉に含まれるグルテンの質が高いほど、そして量が多いほど、グルテンのメッシュはでんぷん粒子を多くその網目に取り込みます。でんぷんは茹でる間に水分を吸収して膨らむので、網目に閉じ込められたままになります。溶け出る残留物がないから湯は透明なままというわけです。一方パスタは大切な栄養素を損なわず、表面がべたつくこともありません。さらにパスタの持ちも良く、消化も良くなります。