地中海式ダイエット

良い食生活は健康の元

(アンセル・キーズ)

食生活と健康の関係

アンセル・キーズ博士はアメリカ合衆国の生理学者・栄養学者で、第二次世界大戦中に兵士の食生活に関する調査を行うために欧州に派遣されたことをきっかけに「地中海式ダイエット」という言葉を提唱し、その後『Eat well and stay well(良い食生活は健康の元)』という本を出版しました。そして、キーズ博士は2004年、地中海式ダイエットの健康価値を身をもって証明したかのように、100歳で亡くなりました

健康と食事の関係

地中海式ダイエットの誕生

アンセル・キーズ博士はイタリア滞在中の1950年代初頭、ローマで開かれた食に関するシンポジウムに参加しました。その時、彼はカンパニア州、特にチレント地方で心血管疾患と胃腸障害の発症率が低いことに興味を持ちます。

そこで、キーズ博士は一定の病気の発症率が低いこととその地域の人々の生活習慣との相関関係を研究することにしました。そして研究の結果、パン・パスタ・果物・野菜・豆類・エキストラバージンオリーブオイル・魚を食べ、肉は少量という食事が、この地域の人々の健康に非常に有益な効果を与えているという結論に至ったのです。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルが提唱した地中海式ダイエット

2010年11月16日、地中海式ダイエットは世界無形文化遺産に認定されました。その2年前に医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌は1,574,299人の健康な人を対象に3年から18年の期間実施した12の研究に基づいたメタ分析を発表していました。分析の結果は「地中海式ダイエットを行うと、一般的な死亡率、心血管疾患による死亡率、癌の発症率または死亡率、そしてパーキンソン病とアルツハイマー型認知症の発症率を大幅に下げることができる」というものでした。

グラノロレシピによる地中海式ダイエット

グラノロは常に健康的でバランスの取れた食生活を推進してきました。グラノロレシピは、生物多様性に富む土地で作られた、抗酸化物質・ミネラル・ビタミン・良性脂肪・植物性たんぱく質などを豊富に含む良質の食材と、その味を生かすようなイタリア料理的な美味しさを加え、人々をより健康に、より幸福にするものです。